上海 取引先の実態
今回は、上海のある日本企業から寄せられたご相談です。
この街でビジネスを行う日本人経営者の方からで、「上海の主要取引先から規模拡大の為に出資を頼まれている。
かなりの高額融資依頼だが、一年後に二割増しでの返金を約束するとのこと。本当なら是非検討していきたいが、この話に乗るべきかご判断願いたい」とのことでした。
海外でビジネスを行う際、こうした投資話は頻繁に寄せられます。真相を掴むべく調査を行いました。
中国で会社実態調査
中国で、企業が投資の話、出資依頼の話をしてきた際は、その会社の実態を調べます。
もちろん情報の統制が厳しいこの国で特定の企業情報は安易に調査できるものではありませんが、長年現地で調査を行ってきた独自のルートを生かすことで、情報を収集して参ります。
結論から言えば、今回の話は乗るべきではないということがわかりました。
真相解明と助言
依頼者様企業に出資を募ってきた企業の目的。それは融資目的でなく会社の立て直し目的だったのです。
数ヶ月前に投資に失敗してしまい、売上が急降下していることがわかりました。立て直す為に資金が必要で、今回融資を依頼された流れです。
しかし、こういった状況では、融資したお金がいつ返済されるか全く予想がつきません。
その為、話には乗らないこと、そして、出来れば今後取引自体を行うべきではないともお伝えしました。
調査結果報告とその後
その後、依頼者様企業はこの会社との関係を切り、代わりに新たに一社新規取引を行う企業と巡り合うことができました。
中国探偵.COMも、マーケティングリサーチを手伝い、お勧めできる企業と判断しました。
中国で長年ビジネスを行ううえで、定期的な取引先の見直しは必要です。中国探偵.COMが、現地でのビジネスが関連した調査にご対応致します。