山東省・済南市、中国工場製品の調査
今回は山東省の済南市から寄せられた調査をお伝えします。中国には工場が多く、日本と直接取引を行っている企業も少なくありません。
ただ、近年食品加工問題などで中国の工場のマイナスイメージが先行しています。
その為、中国の企業と取引を行っているといだけで自社評価を下げてしまうこともあります。
今回の依頼者は日本のある製造業の社長からでした。
「現在取引をしている中国企業の製品に欠陥が見られる。欠陥が明らかであれば取引先を変更しなければいけないので製品調査をお願いしたい。」とののとでした。
中国工場と日本企業取引の現状
業種にもよりますが、中国工場は日本工場よりも安値で発注できる企業が多く、企業主にとっては今でもおいしい市場であるといわれています。
しかし、情報漏えいに対してこの国は厳しく、一社一社の詳細なデータや情報をネットなどで簡単に得られることはありません。
そこで、中国探偵.COMの現地の調査会社や企業ネットワークを利用し、この企業の調査を開始しました。
調査結果とその後
調査を始めて数日後、やはりこの企業は欠陥品とされる製品を取り扱っていることがわかりました。
商品明細に記載されている部品を用いず、安値でもろいものを使用していたことがわかりました。
数日後、依頼者様の企業はこの会社との取引を解消しました。更に、粗悪な商品を摑まされていたことの損害賠償を起こしました。
現在裁判は進行中ですが、証拠が明確な為、賠償金を得られる可能性は高いです。